宗教と日本人―司馬遼太郎対話選集〈8〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
伊藤博文は、ヨーロッパ近代社会がキリスト教に支えられている事を知り、日本の宗教にはそのような構築性はないと考えて「万世一系ノ天皇」を打ち出した。それは近代日本の苦しみだった。山折哲雄と維新の宗教を語る他、井上ひさし・立花隆・リービ英雄・宮崎駿など7人をゲストに迎え、古今東西の宗教を縦横に眺望する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
司馬 遼太郎
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉本英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
渋谷 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
アタシ生きていなくていい?電話の向こうでエミはそう言った。眠ったようなおだやかな声だった。『東京漂流』から23年。地の漂流者、藤原新也が書き下ろすあらたなる都市の伝説。
内容(「MARC」データベースより)
アタシ生きていなくていい? 電話の向こうでエミはそう言った。眠ったようなおだやかな声だった…。異なる2人の少女そして1人の元少女の記録。地の漂流者が書き下ろす、あらたなる都市の伝説。
不道徳教育講座 (文庫)
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三島由紀夫が井原西鶴の『本朝二十不孝』にならって書いたユーモラスな逆説的道徳のすすめ。ウソ、いじめ、忘恩などの悪徳を奨励し、内的欲求を素直に表現することで、近代文明社会が失った健全な精神を取り戻そうとする。そして「自分の内にある原始本能を享楽すること」こそ文明人の最大の楽しみと説く。
人間が本来持つ悪への志向を抑圧するのではなく、陽性の行為に表すことによって悪が沈静化するという主張は人間心理を鋭く見抜いており、既存の常識への抵抗を使命とする芸術家の基本姿勢でもある。結果として、まじめな道徳教育に帰結している本書は、逆説のおもしろみや機知に富んだ文章、作家の素顔をのぞかせるエピソードなどのくすぐりが満載でおもしろおかしく読むことのできる箴言集となっている。1958年の「週刊明星」に連載されたものだが、世界の中の日本を問う三島の国際人的意識は今日的であり、現代の社会を見通す鋭い眼差しにも驚かされる。(林ゆき)
出版社/著者からの内容紹介
「大いにウソをつくべし】【弱い者をいじめるべし】【痴漢を歓迎すべし】…世の良識家たちの度胆を抜く不道徳のススメ。西鶴の『本朝二十不孝』にならい、著者一流のウィットと逆説的レトリックで展開。
お言葉ですが…〈5〉キライなことば勢揃い (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
「ふれあいロードで思い出づくり」? 気持ち悪ッ!
ふれあい、思い出づくり、自分探し……こんな言いまわしがいつごろから日本にはびこり始めたのだろう? 辛口のエッセイが満載!
内容(「BOOK」データベースより)
「ふれあい」を名称とする公共施設がいろいろある。「ふれあい図書館」「ふれあい体育館」、単に「ふれあい館」なんてのもある。一体、何をするところなんだろ?「思い出づくり」「いやし」なんていうのも気持わるい。日本の社会全体が小学校の仲よしクラスになったみたいだ…言葉の頽廃に警鐘を打つエッセイ集。
漢字語源の筋ちがい―お言葉ですが…〈7〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
十二月を「師走」というその語源は「年末は忙しく先生までも走る」から、「塩梅(あんばい)」とは昔は塩と梅で味つけしたからとか、尤もらしく言われているけれど…漢字語源の俗説をついた連作をはじめ、名前にちなむ愉快な話、井伏鱒二が『唐詩選』から『臼挽歌』をへて名作『厄除け詩集』を作った経緯など、面白エッセイが満載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高島 俊男
1937年生れ、兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。主な著書に『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(第11回講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
広告・出版業界で超売れっ子、「大人たばこ養成講座」などでもおなじみのアートディレクター寄藤文平氏がはじめての著書に選んだテーマは、なんとウンコ!
そして、今やウンコといえば大家の“カイチュウ博士”藤田紘一郎氏との顔合わせが実現!
寄藤氏、藤田氏の熱いウンコ・トークバトルの末に生まれたのが、この『ウンココロ』です。 毎日出るものなのに、自分のウンコって意外に知らない。
ウンコマトリックス、ウンコファクトリー、ウンコバランス、ウンコカラーチャート…
そんな奇想天外な切り口で、ウンコを面白がりながら、ときには真剣に考えてみました。
そして、寄藤氏のイラストが未曾有の300点以上の充実掲載です。 ウンコは、美容、脳、免疫、ライフスタイルなど、人間の外見から中身まで、密接に関わっていました。ウンコを知ることは、実は、自分を知ることなのです。
「いいウンコが出る生活は、気持ちも、からだも、いい生活」これが本書が提案する、しあわせウンコ生活のススメです。 楽しんで読んでいただくうちに、なんとなくウンコのいろいろがわかった気になって、なんとなくカラダ、エコ、キモチなどを意識してもらえるような本です。
トイレで自分のと見くらべるのもよし、おしゃれなカフェでページをめくるのもよし、友だちとウンコを熱く語り合うもよし、そんな「ウンコの本」出ました!
内容(「BOOK」データベースより)
いいウンコがでる生活は、気持ちも、からだも、いい生活。ウンコの種類、色、形、正しいウンコの作り方を紹介します。細菌、免疫、下痢や便秘まで、むずかしい話も、見ればわかる。絵でわかる「ウンコの本」。
乙女なげやり (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
暴走する乙女の魂、だだ漏れる煩悩。さまよえる乙女の必読バイブル。三浦しをんの爆笑ミラクルエッセイ最新刊。
内容(「MARC」データベースより)
人生とは、愛と欲望と思い込みだ! 作家・三浦しをんの「乙女なげやりな日々」を綴る爆笑エッセイ。「なげやり人生相談」も収録。ウェブマガジン『Boiled Eggs Online』掲載「しをんのしおり」をまとめる。
絶望の精神史 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
貧しい空寺の番人で絶望の生涯を終えた金子光晴の実父。恋愛神聖論の後、自殺した北村透谷。才能の不足を嘆じて自分の指を断ち切り芸術への野心を捨てた友人の彫刻家。時代の奥の真裸の人間を凝視する明治生まれの詩人が近代100年の夢に挫折した日本人の原体験をたどり日本人であるがゆえの背負わされた宿命の根源を衝く。近代史の歪みを痛烈に批判する自伝的歴史エッセイ。
サワコの和 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
まったく日本には腹が立つ―。いつでもにたにたジャパニーズ・スマイル、「三歩さがって」の男尊女卑精神、アイコンタクト逃避癖、根回し会長に世間体重視。でも、その裏にあるものを探るうちに、日本が愛しくなってきて…。なんだかんだいっても日本ていいじゃない!ときに真面目にときにコミカルに日本を斬る珠玉のエッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿川 佐和子
1953年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。文筆家。インタビュアー、司会者としても活躍。「ああ言えばこう食う」(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、「ウメ子」で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日常茶飯事 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「人間の見物人」「死ぬの大好き」などの名言で、数多のファンを獲得した山本夏彦の処女コラム集。43年前に雑誌「室内」ではじまり、死の直前まで続いた名物連載の最初の一冊。なのに、今読んでもまったく変わらず、痛烈かつ新鮮。すでにして名人だった技とキレを存分に堪能できる。「この国」「迎合」「わが女性崇拝」など、永遠のテーマとも出会える。夏彦ファンならずとも必読の書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本 夏彦
1915(大正4)年、東京下谷根岸生れ。詩人・山本露葉の三男。少年期に渡仏後、’39(昭和14)年24歳のとき「中央公論」に「年を歴た鰐の話」(L.ショボー原作)を発表する。’55年雑誌「室内」を創刊。’84年に菊池寛賞を受賞。’90(平成2)年に『無想庵物語』で読売文学賞を受賞した。2002年、胃ガンの転移により87歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)