ヴェネツィアの宿 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
イタリア人の夫、日本にいる父と母、フランスで知り合ったドイツ人の友達、様々な出会いと人間の生き様を描く珠玉のエッセイ12篇
内容(「BOOK」データベースより)
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場からオペラアリアが聴こえた夜に亡き父を思い出す表題作、フランスに留学した時に同室だったドイツ人の友人と30年ぶりに再会する「カティアが歩いた道」。人生の途上に現われて、また消えていった人々と織りなした様々なエピソードを美しい名文で綴る、どこか懐かしい物語12篇。
花も実もない人生だけど (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
恋する乙女(?!)のどうしようもなさを、包み隠さずお話します!
ちくしょう、自分を自分でタコ殴りにしたいぜ! 今読むと抱腹絶倒の鼻の下伸ばしっぱなしのノロケ話や恋の話が満載。いつもやり玉にあげる「恥ずかしい女」に、自分がなってしまった事実を隠さず綴る爆笑エッセイ!
内容(「BOOK」データベースより)
自分の誕生日を覚えられない、ヘレン・ケラーが何をしたか知らない、フォアグラはカボチャからとれると思っている、などなど抱腹絶倒の逸話をもつ無知な男に惚れてしまった中村うさぎ。馬鹿な男ほど愛おしい…のか?!分かっちゃいるけど、恋する女のどうしようもなさはもう止められない!自らの恥ずかしさから逃げも隠れもせずに「私」の物語を紡ぎ続ける、覚悟の上の爆笑エッセイ。
春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
数学は論理的な学問である、と私たちは感じている。然るに、著者は、大切なのは情緒であると言う。人の中心は情緒だから、それを健全に育てなければ数学もわからないのだ、と。さらに、情操を深めるために、人の成熟は遅ければ遅いほどよい、とも。幼児からの受験勉強、学級崩壊など昨今の教育問題にも本質的に応える普遍性。大数学者の人間論、待望の復刊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡 潔
1901年、大阪市生まれ。京都帝国大学卒業。その後フランスに留学し、生涯の研究課題となる「多変数解析函数論」に出会う。後年、その分野における難題「三大問題」に解決を与えた。’49年、奈良女子大学教授に就任。’60年、文化勲章受章。’63年に毎日出版文化賞を受賞した「春宵十話」をはじめ、多くの随筆を著した。’78年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
共同幻想論 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
国家とはなにか、国家は自分とどう関わっているのか。日常的生活空間と遠く隔たった異空間を包含するこの厄介な代物に、見事な論理的照射を当てて、裸の国家を露呈させる。(川上春雄/中上健次)
家族のゆくえ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
■吉本隆明、渾身の書下ろし!混迷する諸問題を読み解く。
人生最大のドラマへの実感的考察●「家庭の幸福は諸悪のもと」●日本的育児の大切さ●子育ての勘どころは二か所しかない●父のゲンコツ・母のコツン●いちばんいい遊ばせ方●「怖い父親」が登場してももう遅い●性教育などしないこと●老齢は衰退を意味しない
内容(「BOOK」データベースより)
人生最大のドラマへの実感的考察。混迷する諸問題を読み解く渾身の書下ろし。
モオツァルト・無常という事 (文庫)
メタローグ
小林秀雄(1902―83)の半世紀を越える批評活動の中で、戦時中に執筆された本書所収の一連の短いエッセーは、とりわけ忘れ難い。初期の「ランボオ」の衒学的な文章や「様々なる意匠」の頃のポレミックな批評とはまた異なり、日本の古典を素材にした文章は静かな緊張感に包まれている。とりわけ西行や実朝といった歴史上の登場人物の輪郭を、あたかも今そこに生きているように描き出す手腕は並ぶものがない。それは同時代に書かれた保田與重郎の古典論とは似て非なるものだ。「モオツァルト」は戦時中に構想、戦後発表された天才論で、戦争の危機の中で宿命の音を聴く著者の姿勢は一貫している。(宮川匡司)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.
内容(「BOOK」データベースより)
小林批評美学の集大成であり、批評という形式にひそむあらゆる可能性を提示する「モオツァルト」、自らの宿命のかなしい主調音を奏でて近代日本の散文中最高の達成をなした戦時中の連作「無常という事」など6編、骨董という常にそれを玩弄するものを全人的に験さずにはおかない狂気と平常心の入りまじった世界の機微にふれた「真贋」など8編、ほか「蘇我馬子の墓」を収録する。
貧相ですが、何か?―哲学教授大いに悩む (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
穴があったらすかさず落ちる、犬にはかならず吠えられる、笑う哲学者の受難の日々―。「週刊文春」好評連載爆笑エッセイの単行本化。
内容(「MARC」データベースより)
穴があったらすかさず落ちる、犬にはかならず吠えられる…。相変わらずトラップだらけの人生を送る教授に今日もまた事件が起きる。笑う哲学者が自らの「貧格」を賭けた一冊! 『週刊文春』連載の爆笑エッセイを単行本化。
三谷幸喜のありふれた生活2―怒濤の厄年 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
本番直前で主役が交代、元気な母の入院、大学時代からの友の死…。津波のように押し寄せる難事件に立ち向かう人気脚本家の奮闘記。
内容(「MARC」データベースより)
ロングセラー・エッセー第2弾。本番直前で主役が交代、元気な母の入院、大学の劇団時代からの親友の死…。津波のように押し寄せる難事件に立ち向かう人気脚本家の奮闘記。『朝日新聞』2001年9月~2002年12月連載。
それいぬ―正しい乙女になるために (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
90年代、乙女の聖書と語り継がれた伝説のエッセイが文庫に。美しく、そして根性ワルに!乙女道を邁進する野ばらの会心作
内容(「BOOK」データベースより)
“乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!正しい乙女になるための必修科目。
父の詫び状 <新装版> (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声、朝の食卓で父が広げた新聞…だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いをユーモアを交じえて見事に描き出し、“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。また、生活人の昭和史としても評価が高い。航空機事故で急逝した著者の第一エッセイ集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
向田 邦子
昭和4(1929)年東京生れ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家となりラジオ・テレビで活躍。代表作に「だいこんの花」「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」「隣りの女」等がある。55年には初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、56年8月航空機事故で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)