幸福は永遠に女だけのものだ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「女に生まれたということが、女の幸福の第一歩なのである」。女性的原理について論じた表題作をはじめ、ホモ・セクシャリズムやフェティシズム、オナニズムを語る「異常性愛論」、有名女優をめぐる考察「モンロー神話の分析」等、存在とエロスを軽やかに読み解く傑作エッセイ29編!文庫オリジナル。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
澁澤 龍彦
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あれも嫌いこれも好き (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
銀座のすし屋ではなにから注文したら正しいのか?「このごろの若いもんは」と言いながら、ルーズソックス肯定派。ウンコ座りって小文字のbみたい―猫、病気、老い、大事な人たちについて等々、本音で過激に語ってしまう、胸のすくようなエッセイ集。
内容(「MARC」データベースより)
「ふつうがえらい」「がんばりません」などで女性の共感を得た著者が、猫・病気・老い・大事な人たちについて、本音で過激に語ってくれる。朝日新聞家庭欄連載を中心とした、面白くておまけに泣けるしみじみエッセイ集。
途方に暮れて、人生論 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
人生のあいまいで複雑な豊かさについて粘り強く考え、丁寧に言葉をつみかさねていく。読めば読むほど世界の広がりが増していく、不思議な人生論。
内容(「MARC」データベースより)
「希望」なんて、なくたっていい-。「いまここにいること」を肯定し、人生のあいまいで複雑な豊かさについて粘り強く考え、丁寧に言葉をつみかさねていく。読めば読むほど世界の広がりが増していく、不思議な人生論、26編。
何のために生きるのか (単行本)
日経BP企画
何のために生きるのか
昭和7(1932)年生まれのベストセラー作家と京セラ創業者が、人間、宗教、日本人について語り尽くした書。戦争体験は、2人の心に決定的な教訓を植えつけた。一瞬にして目の前のものが崩れ落ちる喪失感や、人々が喘ぐ地獄絵図は、心の奥底に確固たる信仰心を育むことの大切さを痛感させたと言う。 五木寛之氏は「日本の美しき風習」の復興を願う。かつての日本人が持ち合わせていた他者との共生を良しとするしなやかな信仰を忘れた現代社会は、うわべの豊かさとは裏腹に、枯れた大地に等しいと苦言を呈する。稲盛和夫氏は、生き馬の目を抜くビジネス社会にあっても、他者を思いやる「こころ」が放つ光が勝者の道を照らすのだと諭し、自らの体験を例に語る。
(日経ビジネス 2005/12/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社 / 著者からの内容紹介
いま、生きる意味を問うすべての人に捧げる。
昭和七年生まれの二人が初対面。その瞬間から、理屈ぬきで親しみを感じ合えるソウルメイトとして、対話は静かに進んでいった。
いま年間約三万二千人もの自殺者を生んでいる「豊かな」日本。そんな中で、現代人は何を失ってしまったのか。その真相が、貧しく苦難に満ちていた二人の青少年時代との対比の中に、また、日本人の精神的バックボーンを形作ってきた仏教思想をたずねる中で浮き彫りにされていく。
五木氏は、「いま、井戸を掘らなければいけないのは、アフガンの荒野もそうだけれど、日本人の渇ききったこころにこそ井戸を掘り、水分を含んだみずみずしいこころを取り戻す必要がある」と本書に述べておられる。
作家・五木寛之として歩んできた道と、その出発点となった凄まじいまでの戦争体験。「他力」という生き方――。
一方で、京セラ創業前夜から今日に至るまでの実業家・稲盛和夫氏が歩んできた道と、仏道修行のことなど。お互いの飾らぬ言葉で、人生の真実が語られていく。稲盛氏は、「運命はこころのありようによって変えられる。こころが呼ばないものは、決して周囲に現象として現れない。それが真理というものではないかと思っています。だから、こころをまず美しく変えていくことが大事なのではないかと思うのです」と述べている。
自力か他力か、人生の目的は何か――一流の二人が人生の根源的テーマにせまった本格的人生論。
悠悠おもちゃライフ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
人気ミステリィ作家が語る、「趣味的日常」
クルマ、鉄道、飛行機……幼いころからの模型好きが高じて、ついには自宅の庭に「私鉄」を敷いてしまったベストセラー作家、森博嗣氏。「模型工作の資金を稼ぐために、小説を書き始めた」と公言する彼がラピタ誌上で連載中の趣味的日常エッセイが、単行本になりました。「家族の理解を得るには?」「いろいろなモノに目移りして困る」「ひとりで趣味を楽しむのって暗い?」などなど、趣味人なら思わず「そうそう!」と膝を打ちたくなるテーマに、果敢に切り込みます。連載時に掲載した著者撮影の写真のみならず、今回特別に著者秘蔵の写真も収録しました。趣味人はもちろん、これから趣味人を目指す人にとっても必携のバイブルです!
内容(「BOOK」データベースより)
いい大人が遊んでなにが悪い?「模型工作の資金のため、小説を書き始めた」と公言し、ついには自宅の庭に“私鉄”を開業してしまったベストセラー作家の、優雅にして非凡な趣味的日常。
狂人三歩手前 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
「協調性がないと、生きていけない」なんて、嘘。日本も人類も滅びるなら滅びて一向にかまわない。世の中の「正義ゲーム」には参加したくない。組織という組織が全部嫌いな哲学者による、反社会的思索の数々。
内容(「MARC」データベースより)
「協調性がないと生きていけない」なんて嘘、日本も人類も滅びるなら滅びて一向に構わない、世の中の正義ゲームには参加したくない…。組織という組織が全部嫌いな哲学者の、反社会的思索の数々。『新潮45』連載を単行本化。
晩年の美学を求めて (単行本)
日経BP企画
晩年の美学を求めて
人は晩年をどのように生きるべきか。朝日新聞社「一冊の本」で連載したエッセイを加筆修正し、収録した。 晩年に美しく生きている人とは、「できればごく自然に、それができなければ歯を食いしばってでも、一人で生きることを考えている人」だとする。最近は依存心の強い高齢者が目立つ。年を取ったら、できないことが出てくるのは当然だが、生活を単純化したり、手数料を払ってしかるべき人にやってもらうことを考えるべきである。人に頼むお金がなければ、したいことを我慢して、諦める。「分相応」を知ることが重要だと指摘する。 精神の老化度合いを測るには、「くれない」と言っている頻度を調べるといいとも記す。配偶者が、息子や娘が、嫁や婿が「してくれない」と連発する年寄りは多い。経験豊富な高齢者こそ、他人が自分の思う通りにやってくれないことを早々に悟るべきだ。日本でボランティア活動が広がっているのは、人のために尽くすことが幸福感につながると実感する人がいるから。人からもらうだけでは不満が生じ、与える立場になれば満足感を得る。精神的に壮年でいられるか否かは、この点を理解するかどうかにかかっていると説く。 豊かな老後、豊かな人生について、大いに考えさせられる1冊である。
(日経ビジネス 2006/06/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
老年まっただ中の著者が贈る高齢化社会の新しい人生論。老年のいきいきとした幸福の見つけ方。
わたしの三面鏡 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
気骨あふれる下町育ち、女優で主婦で物書きの「おていちゃん」が見すえた昭和の世情。どうせ人生苦楽の両面踊り、愚痴は誰も買っちゃくれない―たしなみわきまえた下町気質をいとおしみつつ、老いゆく日々の喜怒哀楽を、飾りを捨てて綴る人生随筆。
対訳 21世紀に生きる君たちへ (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
司馬遼太郎が小学校用教科書のために書き下ろした「21世紀に生きる君たちへ」「洪庵のたいまつ」および小学国語編集趣意書「人間の荘厳さ」を対訳で収めた新しい時代への道しるべ。
内容(「MARC」データベースより)
いつの時代になっても人間が生きていく上で欠かすことのできない心構えがある。小学校国語教科書に収められた「21世紀に生きる君たちへ」「洪庵のたいまつ」および小学国語編集趣意書「人間の荘厳さ」を英文対訳で収録。
見仏記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
小学生から詳細なスクラップブックを作っているほど仏像に魅せられてしまったみうらじゅんが、仏友・いとうせいこうを巻き込んだ、抱腹絶倒の見仏珍道中記。みやげ物にまで目配りを怠らない充実の一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
小学生時代から、詳細なスクラップブックを作ってしまうほど、仏像に魅せられてしまったみうらじゅんが、仏友・いとうせいこうを巻き込んで、二人の“見仏”珍道中が始まった!セクシーな如意輪観音に心を奪われ、千手観音のパフォーマンスに驚愕し、十八神将像の逆立った髪型を考察する。さらに、みやげ物にまで、目配りを怠らないという、充実ぶり。抱腹絶倒の見仏珍道中記、待望の文庫化。